令和6年能登半島地震災害看護プロジェクトの発足について
担当理事 酒井明子
令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
1月1日16 時 10 分、石川県能登地方で発生したM7.6の地震に対して、本学会では1月2日より先遣隊活動(石川県珠洲市)を開始し、現在も継続しております。そして、先遣隊の活動記録はホームページにて情報共有してきました。
令和6年能登半島地震は、過疎高齢化社会を直撃する大規模災害です。ライフラインが長期間遮断され、生活が成り立たなくなり、2次避難も余儀なくされました。また、被災地内支援者の多くが被災者であり、長期的な心身の問題が懸念されています。今後は、地域に根ざした健康課題の解決と長期的展望でまちづくりを考えていく必要があります。
そこで、これからも刻々と変化する課題(災害関連死対策やコミュニティ再構築など)に対して、被災者に寄り添いながら看護の力を結集させ、建設的に問題解決を図るため、2月3日に本プロジェクトを立ち上げ、2月10日から活動開始しております。
みなさまには被災地の状況に応じた支援やお心配りを頂いておりますが、今後も継続的にご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。